１Ｒの打撃の初手、神龍から右のハイキック。これねぇ、速くて良い蹴りなんだけど、ノーモーションになり切れて無い。モーションを読まれてるんじゃなくて神龍自身が出してますよ。まぁそれだけ所との身長差による懐の深さが、神龍により大きなモーションをさせたということも言えると思う。ローだけで攻めてたんじゃ駄目だと思って、最初から対策してた技だったんだと思う。だけど、普通はセオリーとしては左ミドルなんだよ、サウスポーなんだから普通は。神龍、あの時右ハイを蹴るのに足を踏み変えたでしょ？アレを察知できないとか、反応しないだろうって予想してるっていうのは神龍も甘いよね。
それと、神龍は打って来いと言わんばかりに自分の両膝を両手でタップした。あれ、まあ結果論なんだけど全然挑発になって無かったよね。所は…別にそれに応じた訳でも無いとは思うけど、その刹那神龍へ右ストレートを当てた。所から見たらあれは挑発では無く「隙き」を作ってくれたって見えたんでしょうね。それも、メチャクチャハンドスピードが速いとかでは無く、緩やかなフェイントで身体を神龍側に引き寄せながら、極めて常識的なスピードで神龍の顔面にヒットさせた。神龍は堪らずパンチで応戦しようとするものの、所がバックステップでパンチを躱した。あれは神龍からしたら悔しいというか、恥ずかしいところだったでしょう。で、神龍は苦し紛れにタックルに行った。
後頭部への打撃に見えるがありなのかな？１発では無く、何発か打ってるけど。
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２Ｒの、所が横四方からひっくり返しに行った瞬間を狙って神龍が所の右腕を取りに行った。でも所はなんと背中側に自らの左手を伸ばして背面クラッチして耐えた。そんなに身体も柔らかい感じでも無いと思うんだけど、こんなクラッチ初めて見たよ。所って本当に面白い。私、漫画の『はじめの一歩』って嫌いで殆ど見たことが無いんだけど、所を見ているとその主人公といつもキャラが被る。こういうタイプの強い奴も居るんだなと。
、神龍は所に後ろから体育座りの座禅を組まされる様な体勢にさせられて何回も何回もローリングさせられる。これはぁ…榊原さん大好きのRIZIN的な動きと言うか。こういうのを神龍に期待するのも難しかっただろうけど、それにしても未だに所はこういう見せ場を自然と作れてしまうのに驚くよ。振り返って考えてみると、この試合、全ラウンド通して所が狙っていたのは足関節だけだったな。神龍の弱点だったのか？それとも試合の成り行きで偶々足関節だっただけなのか？神龍は…パウンドする場面が多かったね、この試合。
レニーハートさん感服
