【ひろゆきさんの誤解】 「戦争はいつのまにか始まり、一般人はいつもそれに巻き込まれる」・・・: 【解説】 質問者の祖父もひろゆきさんも、第二次世界大戦のことと、強いて言えば今発生しているウクライナ侵攻くらいのことしか、念頭に置いていないものと思います。そういうものだけではないから誤りと指摘します。例をあげます。ビスマルクが欧州を席捲する締めくくりの戦争=普仏戦争。プロイセンもフランスもそれぞれの国民が、相手憎しと戦争を望みます。そして戦火の口火が切られます。そのきっかけはビスマルクのフェイク情報の賜物なのですが、そんなこととは知らずに。ヒットラーはラインラントという工業地帯に電撃進駐し世界をあっと驚かせました。一夜にして奪還するという神がかり的な進軍でした。これにドイツ国民は熱狂します。もうそこからは民衆の熱狂を背に、次から次へと周辺国へ進軍していきます。第二次世界大戦の始まりです。ドイツ国民はヒットラーを圧倒的に支持しました。日本。義和団の乱が収まってもロシアが満州から撤退しません。野蛮な民族ロシアなんて打ち倒すべきと、日本国民の感情は次第にヒートアップしていきます。朝日新聞も腰抜け政府と非難します。当時陸軍最大規模を誇る世界No.1のロシアを倒せるわけがないことは、政府や軍は十分わかっていました。でも世論がそれを許しません。伊藤博文が東奔西走、奮闘したところで、もうどうにも立ち行かなくなり、明治天皇は涙ながらに開戦の勅を発します。日露戦争への突入です。講学的な意味での質問であったなら、さらに続けます。「一般人はいつも巻き込まれる」に対する反例は、何百個でも上げることができます。一般人が巻き込まれるようになったのは、1つには第一次大戦以降、戦争というものが総力戦となったからです。さらに大砲技術が進歩し空中戦が行われるようになったからです。それ以前は、戦場とは限定的なものでした。"前線" と "銃後" というものが明確に分かれていました。しかも戦争を行うのは、王族や貴族とそこに雇われた傭兵だけでした。一般人は丘の上から、怖いもの見たさに観戦できるものでした。武士の時代の日本も一緒。織田信長は農民を避難させるお布令を出したとか。一般人には全く無縁のものだったのです。(01:36:57 - 01:59:11)
【ひろゆき】現場で命を賭ける玄人を軽んじる茶の間の素人。MAGIC ROCK DARK ARTSを吞みながら。2022/07/10 D00
ひろゆき, hiroyuki
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